F様邸 フローリング張替リフォーム
磯子区のF様よりリビングのフローリング床鳴り対策のご相談を頂きました。
27年前に新築した戸建て住宅で、図面を拝見すると合板の上にフローリング材を張る工法が取られているので、床鳴りの原因が合板側に有る可能性についてもお伝えしました。
熟考の結果、現存フローリングを入れ替える事とし、その際に合板自体の床鳴り有無を確認する事になりました。
新しいフローリング材はイクタ社製の銘木フロアーラスティック、ブラックチェリー色となりました。
板幅を現行フローリングの10cmから15cmに変えたので部屋が広く感じられます。
今回の工事で苦労したのは壁の下に潜り込んだ板材の撤去作業です。
壁中の上方から板材に釘が打たれていたので工具で釘を切断しつつ、固く挟まれた板を根気よく引張り出さねばなりません。
しかしこの作業に手を抜かず時間をかける事で、壁際が大変綺麗な仕上がりになるのです。
さて既存のフローリング材を撤去したところ、合板自体で床鳴りすることが確認できました。
合板と根太との接合に緩みが生じていることが原因でしたので、追加ビスを全面に打ち込んで緩みを無くしたところ、床鳴りも解消しました。
これで安心して新しいフローリングを敷いていくことができます。
完成した天然木のフローリングは素足にしっとりと心地良く、以前のツルツルと光沢のある素材とは全く異なるので、F様から「違う家に住んでいるようだ」との感想を頂きました。
床鳴りもすっかり解消し、ご満足頂けました。
■施工前
建築当時はこの柄が人気だったようです。
床鳴りの原因をフローリングを剥がして特定していきます。
■施工中
今回の難関箇所。幅木の下まで潜り込んだ板材を根気よく引っ張り出しました
大工さんが1枚1枚丁寧に貼り付けます。
■施工後
ブラックチェリー色の天然木床材です。板幅を15cmに広め、部屋全体が明るく広くなりました。
床鳴りの原因は下地材の浮きによるものと特定し、追加でビス打ちするこで解消できました。
キッチンの点検口部分も板目を揃えて張替えました。お料理の時間が楽しくなりますね。
壁と床の取り合い部分も綺麗に仕上がっています。
この度はご用命頂きありがとうございました。