改めて「縁」

縁で縁をいただき縁に出会わせていただきました。
当社としては数少ないBtoB(会社と会社)のお客様の一件で、私が20代の頃からお取引きさせていただいているT建設のT社長、かれこれ36年間のお付き合いです。2019年独立した旨をお伝えすると、お祝いにと食事に誘っていただき、その場で「せっかくだから物件を一つ任せるよ。」と発注までいただきました。
そうなのです、この方の仕事のスタンスが「人対人」なのです。
そしてこの方こそ、「当たり前の事を当たり前にやる」を何の気負いもなく普通に実践しています。
私などは普段から、少し怠けたい、この仕事は明日にまわそう、などと心の本音の悪魔にささやかれた時に、T社長を思い浮かべ、誘惑に踏みとどまります。
そんなT社長のお客様に、県内で膨大な教育施設を数カ所運営されている方がおります。
Y園のK理事長です。
T建設は、20年来のお付き合いのなかで、全施設でメンテナンスや改修工事を請け負っておられます。
このお二方が、何と言っても絶対的な信頼関係を築かれております。
お二人の会話のそばにいると、気持ちいいです、そして素敵です。
しかし、この信頼関係は昨日今日にはじまったことではありません、その間の両者の努力は私などには到底想像もできないほどのものでしょう。
昨年の夏、T社長から、K理事長のご自宅のリフォームを任せていただきました。
約2か月間、大工さんを中心とする協力業者さんと茅ヶ崎に通いました。
そして当然ながら、いつもの「現場マルキンルーティン」に添って、一生懸命に仕事をさせていただきました。そんななか、10時と15時には必ず奥様が「お疲れ様です」と、お茶とお茶菓子をだしてくれます。その一言に心が通っていることが伝わります。
長いようで短かった工事も無事に完成しました。心から喜んでいただきました。一番嬉しい瞬間です。工事側の人間の努力を誰よりも認めていただけるK理事長です。
工事途中で、大工さん達との木目の話からK理事長が年輪の話をしてくれました。
園の教育理念は、一日一日の積み重ねを大切にする「年輪教育」です。
年輪は、一年毎に少しずつ確実に成長していく。短期間で大きな成長をするのではく、年輪のような教育をしていきたい。
K理事長がこの事を学んだのが、ご存じ、「かんてんぱぱ」で広く知られる伊那食品工業株式会社先代の塚越寛さんだそうです。そして、塚越寛著/『リストラなしの「年輪経営」』をご紹介いただきました。熟読しました、書かれていること全てが私の胸に突き刺さります。
マルキンリフォームのバイブルとさせていただきます。
20代からお付き合いしていただいているT社長、T社長から出合せていただいたK理事長、K理事長からお話しをいただいた塚越寛様、ご縁に心から感謝です。
いずれ、かんてんぱぱガーデンを見学してみたいです。
尚、ご近所に美味しいものを見つけました、後号で紹介いたします、お楽しみに。