内窓と外窓の空気層における結露について
10月に内窓(YKK APのプラマード)を設置させて頂いたお客様から「結露が発生している」とのご指摘を頂きました。
お客様宅へ伺いお話を聞かせて頂いたところ、結露が発生しているのは外窓の内側のサッシ枠部分との事。
外窓の内側のガラス部分に結露はありませんでした。
設置した内窓自体には内側にも外側にも結露はありません。
お客様は当初、結露の原因は今回設置した内窓の気密性に問題があるからではないかと考えておられました。
しかし発生した結露量から内窓自体の性能不良、施工方法に問題は無いと判断しましたので、
お客様に内窓と外窓の間の空気層に存在する水蒸気が外窓の冷えたサッシ枠に触れて結露が発生した旨をお伝えしました。
下図のとおり、内窓と外窓の間の空気層は無くせませんし、この層は断熱性能に大きく貢献しています。
またこの空気層の体積は部屋全体の体積に比べれば僅かなので、発生する結露量はごく少量ですみます。
お客様にその仕組みを説明してご納得頂きました。
当方の事前説明が不十分につき、お客様にご心配をお掛けすることになりました。
今回の反省を生かし、今後の内窓契約の際は図を使って結露に関する制限事項としてお伝えしたいと思います。