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金五ブログ

あるきっかけでゴッホに夢中

 私、小学校2年生から磯子クラブ(少年野球チーム)で野球を始めて、高校野球の引退まで、とにかく野球漬け、夢中でした。上手くなるために沢山練習をやりました。
松井秀喜さんの言葉で、「自分に才能があるとしたら、それは人より努力できること」と言った意味を共有できるくらいに。
残念ながら努力だけではその道の一流になれない事実も味わいました。
 ここで申し上げたいのは、運動部や文化部、又は帰宅部にしても、好きな事には打ち込める、一生懸命になれる。ですが、学生として基本の学業はどうなのか、何か好きなことをやりたいのなら、まずは学生の本分の勉強をしっかりやらないといけません。
もちろん、両立できている人も少なくないと思いますが、私に関してはそうではありませんでした。
勉強はまったくしないで野球ばかりの学校生活でした。
 社会人になって、多くの人と接し、いろいろな会話をし、お付き合いしていると、あの頃のツケが回ってきます、自分の無学で無知、大人としての薄っぺらさを痛感します。
 中学時代の友人に、W大卒、就職も一流企業に進んだSHがいます。
こいつの話がとにかく楽しい、為になる。知的で豊富な知識からの引き出しの多さ。
小さい頃からの努力の積み重ねと言うほかありません。
 また、高卒の大工OM。学校の勉強はしなかったあいつですが、頭の良さを感じます。
普段からいろいろな文献を読み、アンテナを張って自分の肥やしにしている。人として厚みを感じます。
私がそんな事に気付いたのも、30半ばの事でしょうか。
何をするにも始めるにも、気が付いた時がその時です。

 ある日、プライベートの先輩の新居にお邪魔しました、とても素敵なリビング、その壁に大きな額に入った絵がかかっていました。
「この絵は誰のものですか、本物ですか。」と尋ねた私に、その先輩の答えがこうでした、
「金五、これを見て誰の絵か分からないと恥ずかしいぞ、本物がいくらすると思うんだ。」 
 その日から絵を少しずつ調べ始めました。主に印象派です。
ドガ・セザンヌ・モネ・ルノワール・マネ・ミレー・ゴーギャン・ゴッホなど等。
・「印象派」の語源はモネの「印象・日の出」から。
・ゴッホとゴーギャンが同居していたとは。
このような画家の代表作が時々関東近県で展示されます、その際は長蛇の列に並びます。
 ドガ=バレーのレッスン セザンヌ=オレンジとリンゴ モネ=日傘を差す女・睡蓮
 ルノワール=ムーラン ド ラギャレット マネ=笛を吹く少年 ミレー=落ち穂拾い
 ゴーギャン=タヒチの女たち ゴッホ=ひまわり・夜のカフェテラス 
 番外:レオナルド・ダ・ヴィンチ=モナリザ フェルメール=真珠の首飾りの少女
など一部ですが、下調べをした後で見るそれには感動します。
 知見を広げていった結果、ゴッホに夢中になりました。耳を自分でそぎ落とし、その後に包帯を巻いた自画像を描く。日本の浮世絵の影響を受ける、そんな人間が書いた現物の絵を始めて見た時は背筋がゾクツとしました。
 ゴッホの『星月夜』、先輩の新居に飾ってあった絵です。

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